子供の頃高知県という田舎に住んでいた私は毎日小学校から帰ると近所の原っぱや山に登りその辺りに生息していた昆虫達を友達と一緒に捕まえて図鑑で調べたり飼育出来るやつはチャレンジしてました。
学校の図書館で借りて読んだファーブル昆虫記を読んで、自分もこんちゅう博士になりたいと思った事を覚えています!
そんな私がオオクワガタのブリードが出来るチャンスに恵まれたのは今から20年前、80mmのオオクワガタが一千万というニュースが世間を騒がせてた頃でインドのダージリン産のアンタエウスペアが30万、サタンオオカブトペアが100万の時代です。
菌糸ボトルでの幼虫飼育がスタートして間もない頃でした。
当時、ワンルームのアパートを借りてブリード部屋にしました。そこに温室やら棚を置けるだけ用意して飼えるだけのオオクワガタを中心とした飼育を楽しみました!
ブリードを続けるとどうしてももっと大きく格好いい個体を出したくなります!すると遺伝の法則を勉強し始めました!メンデルの法則に照らし合わせて血統別にデーターを取り、種親のサイズや形がどんな感じで次世代に反映するのか数年に渡り研究しました。
その時平行してWW(ホワイトアイ)やRR(レッドアイ)のデータもとりました。
長年に渡りブリードしていて楽しいのは幼虫や成虫のサイズで自己記録を出した時やまぐれでモザイク(雄雌合体形)等が出た時です!通常モザイク等の奇形や劣性遺伝の幼虫は成虫になれずに死んでしまう事が多いですので、羽化迄たどり着けると奇跡的です!
何年ブリードしていても毎年飼育している種類や数が違うので、今回はどんな結果になるだろう?っていう思いでワクワクして飽きる事がありません!
体重の重たい幼虫が入ってるボトルを見てどんな形のどんなサイズの成虫になるだろう?って一人で想像してニタニタしてます!
(他の人から見るとかなり変態です!)
今は昔と違い世界中の色んな昆虫達を購入、飼育する事が出来て世界中の虫達と遊べます!私が子供の頃家の近所の昆虫達としか遊べなかった事を思うと夢の様な時代です!
昆虫飼育を通じて親子やお友達との共通の話題を持ち、他県のブリーダー達ともお友達になり皆が今住んでいる所で日本中の仲間とブリードを楽しめて体験や意見交換が出来る様になればという思いでいっぱいです!
昆虫達は少しのスペースでマンションやアパートでも充分楽しめます!
昆虫達の累代飼育を通じて子供達に命の大切さを教育しています。地域の小学校にもオオクワガタの飼育セットごと寄付して生徒さん達で飼育して頂き命の大切さとブリードの楽しさを体験して頂いてます!
大人も子供も大いにブリードを楽しんで下さい!そして、命の累代を通じて自然の力の素晴らしさを体験し感動して下さい!
感動も感激もない一生を送るより苦しくても自分の人生が努力と感激に満ちた意義ある日々であったと誇らしく思える様な毎日を送れ!です!
成虫になったばかりのクワガタの飼育、交尾の終わった後のオスのクワガタの飼育、観察用に飼育する場合はこの方法をおすすめしています。
クワガタの成虫を正しく管理するには、飼育するクワガタにあった温度で管理します。
クワガタは高温に弱いので、夏場のような暑くなる時期は特に注意しましょう。
飼育場所は直射日光の当たらない所で管理してください。温度のおおよその目安は18℃~28℃ぐらいの間です。
クワガタ用のマット(木くず・オガクズなど)の湿度がかなり重要になります。乾燥しているようだったら、霧吹きなどで表面を湿らせましょう。
また目立つ汚れがあるのであれば交換をおすすめします。
やはりエサがない状態が続くとクワガタの元気がなくなり、弱ってしまいます。
エサは減り具合を観察して、なるべく切らさないようにしましょう。
飼育には専用のケースを用意しましょう。
その時はなるべく1ケースに1頭づつ飼育しましょう。
そうしないとクワガタの性格上すぐにケンカをしてしまい弱ってしまうので、1ケースに1頭をおすすめしています。
小さな通気の穴があいているビニールシートのようなもので、コバエの侵入防止、保湿に効果的です。ケース本体とフタに挟んで使用します。
初心者の方はかなり必要になってきます。
マットを使用することにより、クワガタがよりすくすくと成長できる環境になります。
様々な種類のマットがあるのでチェックしてみてください。
エサは昆虫用ゼリーなどを使用します。
リンゴやバナナ、スイカやメロンなどの果物でも大丈夫です。
転倒防止・日よけの為に樹皮や木片を入れます。
クワガタは裏返しになると、なかなか起き上れないので、その時の足掛かりになります。
マットなどを加湿するときに使用します。
ちょうどよい水分を加えれるので便利です。